フリーランスとして生計を立てていくためには、スキル・知識といった能力面だけでなく性格面の適性も重要です。基本的には、仕事の獲得からスケジュール管理などすべてのことを自分で行う必要があるため、そうした作業を日常的に行うのを苦に感じないことが大前提となります。
では、フリーランスに向いているかどうかを確認するためにはどんな方法があるのでしょうか?まず自己管理がしっかりできること、これは単にタスク管理や仕事のスケジュール管理にとどまりません。睡眠や健康も含めた自分自身の自己管理ができること。たとえば、会社勤めなら体調を崩しても休むことができますが、フリーランスで体調を崩して仕事ができない状態になれば、その分収入が減ってしまいます。サラリーマンにしばしば見られる「寝てない自慢」「忙しい自慢」は通用せず、自分で健康的に仕事を継続できる環境を築いていくことが求められるのです。それができない人は、どれだけ優れたスキルを持っていてもフリーランスには向いていないでしょう。
それから、社会人として最低限のマナー・ルールを持っていること。当たり前のように思えますが、クライアントとの交渉や相談などもすべて自分自身で行うことになるので、会社勤めの頃よりもはるかに重要になります。これは言葉遣いや振る舞いだけでなく、約束や納期をしっかり守れる、といった点も含まれます。
そしてもうひとつ、性格面のポイントとして「楽観的な性格である」ことも挙げておくべきでしょう。いつ案件を獲得できなくなるかわからない、自分のスキルが通用しなくなるかもしれない。そんな不安を抱えながら生活していく面もあるため、悲観的な性格だと精神的に厳しくなってしまうので楽観的な人のほうが向いているのです。